

大学で所属していたゼミの教授がやっていた研究分野が人材開発に近くて、ゼミ室に遊びに行ったときにそういう話を聞いてちょっと面白そうだなと思ったのが人材開発に興味を持ったきっかけです。
就活ではほぼ人材開発業界に絞ってエントリーをしていて、その流れでリ・カレントをエントリーしました。
私は初めから人材業界を見ていました。モノじゃないものを売ることの方がこれからの時代生きていけそうという漠然とした思いがあったのと、多様性とかダイバーシティとか、みんなが生きやすい社会を作っていくことに感度高く関われるのって人材業界なのではないかと思ったのが理由です。その人がいる組織やその人が選択するキャリアに関わりたいなと思ってこの業界を見ていました。最初は人材紹介しか見ていませんでしたが、就職エージェントの人に人材開発の会社を紹介されたのをきっかけに自分で調べ始めた中でリ・カレントを見つけたのがきっかけです。
私は、ソーシャルビジネスのモデルを組み込んだBtoCのメーカーやESG投資を取り入れたメーカーを中心に見てました。大学院では国際協力について研究していて、自分自身も最終的にそういった路線に進めたらと思い、国際協力に繋がるような民間企業で探しいました。
なので、教育とか人材とかはなんか正直あまり興味ありませんでした。教育社会学を専攻していましたが、教える側とか教材を作ることよりも、学んだことによってどういう気づきを得るかに興味がありました。教育にはどこかで携われたらいいなという気持ちはありつつも、それを仕事にするのはなかなか難しいというか、国際協力の中の教育ってなるとどうアプローチしようかっていうのを考えていました。
そんな時に、普段使っていた就活サイト宛にリ・カレントからオファーが来て、そこで「社会人教育」というジャンルに初めて興味を持ちました。この業界自体は知らなかったけど、「教育によってその人が持つ可能性を広げていく」っていう観点はすごく共通項があるなというのを感じました。

1つは、社員の方々とじっくりお話できたこと。リ・カレントでは面談と面接、合計8回ぐらいお会いしていて。そんなにたくさんお会いしている会社は他になくて、内定前に一番お話をしていた会社だったんです。面談でも面接でもすごい私自身と向き合ってくださって、深掘ってくださる。これまでどんな経験をしてきたかだけでなく、それに基づく価値観も含めて見ていただいているところがすごく素敵だと思いました。
2つ目は、自分のやりたいことに繋がったからです。私は人生のテーマとして「世界を変えるきっかけをつくりたい」って言っていたんです。実際は自分だけで世界は変えられないですが、誰かの世界を変えるきっかけをつくる、その手法が教育だったらいいなっていうのを思ってこれまでも教育を学んできました。
その共通項を見出せたのがこの「人材開発」で、研修を通してその人の持つ可能性が広がる、それをお仕事を通しても考えられることに魅力を感じて入社を決めました。
私は正直に言うと、コロナ禍だしあまり大きな会社じゃないしっていうのもあって少し不安な気持ちもありました。でも、面接の中で「新規事業を立ち上げようとしている若手メンバーがいる」という話を聞いて、苦境の中でも自分たちの目指したいものがしっかりしていて、それに向けてすぐに動き出せる組織なんだなっていうの知ったときに、「ここ入ったら楽しそう、この逆境の中を楽しんでそうだな」って感じられたことが後押しになった気がします。
あとは、私も学生のときにNPO活動を通して教育を見ていて、教育で本当に扉が開くきっかけになると思っていた半面、上の立場から「こうあるべき」みたいに教えることに対して若干抵抗感を抱いていたこともあります。お客さんに寄り添うとか、気づきのきっかけをつくるというお話が面接の中で出てきたときに、「ここなら大丈夫かな」と思えたことも入社を決めた理由の一つです。
僕も面談と面接を毎回交互にやってたので、一番丁寧な採用活動をしてくれている、ありがたいなというのは本当に思っていました。選考を通して一番その会社の人と話せたのもリ・カレントだったと思います。他社の選考で会社の人と2~3人ぐらいしか会えていないのに内定を頂いときは「本当にここでいいのか」って考えてしまって。リ・カレントの選考では社員さんとたくさん話せたことで働くことのイメージができたし、会社の人たちと知り合えた感覚がありました。

入社してすぐに携わった1年目社員向けフォロー研修です。
そのときの受講者は、最初はモチベーションが低い様子でしたが、一日の研修を通してたくさんのことを学ばれて、ポジティブな意見もたくさん出てくるようになっていったんです。研修を通じてこんなにも見えている世界が変わって、その人の仕事に対する捉え方が変わるきっかけになると感じられた研修だったので、それが印象に残ってますね。
この経験があったから、自分のテーマである「誰かの世界を変えるきっかけをつくる」と仕事がより深くひも付いたなっていうのも感じたし、そういう研修をつくりたいって思えるようになったきっかけの一つだったなと思ってます。
加えて、研修って一つとして同じ回はない、その場限りのものじゃないですか。それをすごく感じて、一瞬のエンターテインメントを講師とお客様とプロデューサーの三位一体でつくりあげていくのを感じた瞬間だったと思っています。
僕はつい最近、あるサービス業の会社さんに提案した案件が印象に残っています。5月に配属されてからいろいろな会社さんに提案をさせていただいて、その分たくさん失注もしていたんです。この会社さんでも2回目の提案までやった後に、「ああ、このまま修正版を送らなかったら失注するんだろうな」というのをなんとなく感じていました。
じつはこの案件の前に、提案した企画が自分の不完全燃焼で失注した案件があったんです。振り返って考えればもっと色んなことができたよなと思ってすごく悔しい思いをしていたので、それは繰り返すまいと思っていました。
何もしないで失注したら何の学びにも繋がらないと思い、だったら多少迷惑を掛けてもいいからもうやり切るだけやってみようと思ったんですよね。企画書をゼロから書き直して、巻き込む人も変えて、「もうこれ以上いいもの出せませんと」言い切れるくらいギリギリまでやり切ろうと決めて3回目のご提案をしました。そうしたら、この3回目の提案でお客様に採用いただくことができました。
その時、今までいかに中途半端に仕事していたのかというのを痛感しましたし、リ・カレントでよく言う「相手の期待値1%超え」ってこういうことかと、そのときようやく分かったという感じですね。自信を持ってやり切れたアウトプットはこの案件が初めてだったので今でも印象深いです。
私が印象深いのは、引き継いだお客様の1年目研修です。その会社様の1年目研修は4月、9月、2月と3クール制になっています。私は9月と2月の回から案件に参画しているのですが、最終回の2月の研修でものすごく変化が起きた受講者がいらっしゃいました。
その方は9月の研修の時とても落ち込んでいました。希望の配属が叶わず、仕事も「面倒くさくてやりたくもない」と言っていたんです。ところが、2月の研修ではその受講者の方が「講師に掛けてもらった言葉を糧に考え直してみたらすごく今楽しくて、すごく今頑張れてるんです。紹介してもらった本もすぐに読んでやってますよ」って言っていたんです。
正直に言うと、私はそれまで研修を通じて本当に気づきを得られているんだろうかと懐疑的になることもありました。でも、研修を通じで得たもの、気づいたものをきっかけに、いま自由に仕事を楽しんで、いま生きることが楽しそうなその受講者の表情を見たらすごい報われたというか、「ああ、こういう人もいてくれてるんだ、それが私たちのつくったものでそう感じてくれてる人がいるんだ」と感じられたのはとても嬉しかったです。

本当の意味での「プロデューサー」になることです。
正直言うと、就活してた頃にやりたかったなって思ってたことと今やっていることは、あんまり重なってないです。学生の頃は、問題に対する解決策ってすぐあるものだと思っていたんです。だから、むしろ人と人を繋いだり、ニーズに対応する解決策を繋ぐことの方が意味があって、働く上での自分の役割なのだと思っていました。
でも、この仕事をしていて思うのは、確かに解決策やノウハウはあるけれど、「これをやりさえすれば良い」というものはないし、ツールをただ渡しただけでは解決策にならないということ。組み合わせたり新しいものを追加することに価値があるから「人材組織開発プロデューサー」と呼ばれているのだと個人的に解釈しているので、そこは学生の頃に思っていた「働く」とは全く違うと思うし、何かプロデュースする、生み出す仕事を今後もっとしていきたいなと思っています。
学生時代に言っていた「世界を変える」というのは、今考えるとすごく規模が大きすぎたなと思っています。国際協力は確かに自分が全力を注いだ分野ではあったんですけど、今は「目の前の人の世界が変わる」きっかけができたらいいなと思えるようになりました。
それをやっていくために、1つとして同じものはない研修を講師と先方人事とプロデューサー全員でつくり上げていくこと、その研修を通して明日からの仕事を前向き捉えられるようなきっかけとなる場を一緒につくり上げられるようなプロデューサーになりたいと思っています。
私たちが直接やり取りをするのはその企業の人事の方ではあるけれども、現場で働いているのは受講者の方たちじゃないですか。その方々に何が届いているのかっていう部分はすごく意識する点っていうか、そこを大事にしたいなっていうのを社内の方とかとお話をする中で感じるようになったなというふうに思っています。
それと、大学院でも研究だったりとかで社会調査とかをやっていたので、それと関連するような意識調査だったりアンケートの分析にも今後参画したいなって思います。それらを通して、より満足度の高いコンテンツにつながったり、リ・カレントのロイヤリティーを高めるような取り組みに携わったりしていけたらいいなと考えています。
最終的に届ける相手は受講者だというのは私も意識しています。ふとした瞬間に自分が先輩や人事のご担当者様に向けてをしていたなって思う時もありますが、最終的に届けたいものや気づく場を設けているのは受講者のためだから、受講者のことをもっと見られる人になりたいというのはこの年末ぐらいからすごく思っています。
と言うのも、去年は全然やり切れなかったなと思っていて。でも、いざ届けたい受講者の先のことを思って仕事したいって思ったら、もう適当でいいやって仕事をしたら、全然届かないなっていうのを感じたんです。
やっぱりそれだけ私が向き合わなきゃいけないし、お客さんや受講者のこともよく知らなきゃいけないし、やり切るということがすごく重要だなっていうのがあって、今年のテーマにしています。
この仕事をしていると人材組織開発プロデューサーって「パートナー」という言葉がしっくりするなっていうのを思います。お客さんともパートナーだし、講師ともパートナーとして一緒につくっていくし、いうなれば最終的には受講者ともパートナーだなと思っていて。そのためにも、いかに私がこの仕事にのめり込めるか、相手に対して「一緒につくっていこうね、私もあなたのことよく知っているし、一緒に考えたいよ」というのをいかに発信できるか、そう本当に思えるかっていうのを大事にしたいなって思ってます。
それと、私はもともとみんなが生きやすい、多様性やその人の色々なものが尊重される世の中になってほしいと思ってリ・カレントに入ったのですが、仕事をしていると良くも悪くもプライベートの自分とは違う価値観・考え方の自分がいるような感覚があります。
仕事の中で私が感じている考え方やリ・カレントのみんなから影響を受けてできてきた私が別にいるような感覚で、ふとした瞬間にそれがもともとの自分に影響を与えてることに気づいて。それがプラスに働けば良いのですが、悪い側面が出た部分もあったりして。どうしたら両方の私は頑張れて、豊かで幸せになれるだろうって、その辺りはあと3年ぐらい模索したら見えるかなって思っています。

「目の前の人のために全力になれる人」。
最終的に私たちが価値を届けたい相手は受講者で、目の前にはいないけれども考えるべき相手だなと思っています。そこに気持ちを届けていくにはどうしたらいいんだろうと考えたときに、やっぱり目の前にいる人の状態やその人の価値観に寄り添う姿勢、その人のために自分には何ができるかを考えて全力を尽くせることが大切になってくるのかなと思います。
これって自分がこうありたいみたいなことの裏返しでもあるのかなって。
私もビジネスパーソンとして在りたい姿は「目の前のお客さんに全力を出せる人」ですが、もっとベースの部分では「自分のことを大事にできる人」、「自分の好きなことを大事にできる人」人がいいなと思います。仕事にどう貢献するかにはあまり関わらないかもしれませんが、自分のことを大事にできなかったら他の人の幸せを願ったりはできないように思うので。
「諦めない人」と「自分の楽しいを突き詰める人」。
社会人になって僕が思ったのは、やっぱり社会は厳しいということ。でも、厳しいが大前提にあると諦めちゃいけないんだなって思いました。
諦めないというのは一番根底で大事なところかなと思いますし、自分自身もそういう人でありたいと思います。








